時刻:2023年2月28日午前1時

もうひとり独身でいらっしゃる方からのご意見を紹介いたします。
この方、独身でいらっしゃるのですが、立派なマンションに住んでおられるそうで、新田さんの話だとすべての家財道具一式が揃っていて、お嫁さんは着の身着のままでもいつでも受け入れ態勢万全だそうです。
ではどうぞ。

「冬子ちゃんへ。
動物は、いつか死ぬとうこと認識していないけど、人間は、いつか死ぬということを認識しているよね。
いつか死ぬということを知るということは、生きているということをより意識できることでしょう。
意識して生きていることと、無意識にだらだら生きていることと、どっちが冬子ちゃんは幸せかな?
お兄ちゃんの例で説明すると、高校生の頃と大学生の頃を比較して考えてみると、よくわかるんだ。
お兄ちゃんが高校生の頃は、毎日規則正しい生活を強いられていたんだ。
勉強やクラブ活動に一所懸命だった。良い悪いは別にして、大学に入る為という目的を持って受験勉強を一所懸命やった。
その時は、義務感のような感じがして嫌だと思ったりもしたけど、後になって振り返ると充実した日々だったとつくづく思う。
一方、大学生の頃は、大学に入ることだけが目的で、ただ義務感だけで勉強していた高校生活からの解放感から、毎日不規則な、目的意識もない、だらだらした生活をしていた。
後で振り返ると無駄な4年間を過ごしてしまったと後悔の念でいっぱいになる。意識して生活した高校生の頃の方が充実して幸せだった。
だから"死ぬ"ということを知ることは、意識的に生きることができるわけで、だらだらと無意識に生きることより、ずっと幸せなことなんだ。
お兄ちゃんも、いろいろ苦労して、最近やっとわかってきたような気がするんだ」

立派なマンションに独りで住んでおられて、家財道具一式揃えておられて、用意周到にされておられるのは、やはりいろいろ苦労されたからでしょうか。
謹んで同情申しあげます。
冬子にとって真冬らしいお話でした。
ありがとうございました。