第七章 「不幸のすすめ」の根拠

「健康論」という本は古今東西無数にありますが、
「病気論」という本は多分ないでしょう。
これはまったく矛盾しています。
なぜならば、
病気が主体であり、
健康は客体であるからです。
つまり、
病気でない状態を健康と思っているからです。
そして、
「金持論」という本は古今東西無数にありますが、
「貧乏論」という本は多分ないでしょう。
これもまったく矛盾しています。
なぜならば、
貧乏が主体であり、
金持ちは客体であるからです。
つまり、
貧乏でない状態を金持ちだと思っているからです。
まさに、
今までの価値観がどんでん返しする根拠がここにあります。
従って、
幸福でない状態が不幸であるという考え方から、
不幸でない状態が幸福であるという考え方に、まもなく、なるでしょう。
一方、
「幸福論」という本は古今東西無数にありますが、
「不幸論」という本は多分ないでしょう。
まさに、
幸福が主体であり、
不幸が客体である所以です。
つまり、
幸福でない状態を不幸と思っているからです。
従って、
今までの価値観がどんでん返しになったら、
「病気論」
「貧乏論」
「不幸論」
が論じられなければならないのは当然です。
まさに、
「病気のすすめ」
「貧乏のすすめ」
「不幸のすすめ」
を論じている所以です。