第二十一章 受身的な死に方

性欲と食欲という振り子運動が、永遠の往復運動ならば、
性欲も食欲も減退しないはずです。
言い換えれば、
性欲と食欲という振り子運動が、始まり(始点)があり終わり(終点)のない往復運動ならば、
性欲も食欲も減退しないはずです。
一方、
性欲と食欲という振り子運動が、いつかは止まる往復運動ならば、
性欲も食欲も減退するはずです。
言い換えれば、
性欲と食欲という振り子運動が、始まり(始点)があり終わり(終点)もある往復運動ならば、
性欲も食欲も減退するはずです。
逆に言えば、
性欲と食欲という振り子運動が、始まり(始点)がない終わり(終点)もない点静止になれば、
性欲も食欲も消滅するはずです。
そして、
最後には、振り子運動は止まる。
つまり、
死を迎える。
まさに、
わたしたち人間の一般的な受身的な死に方です。
従って、
受身的な死に方では、
性欲も食欲も減退するわけです。
これは極めて重大な事実です。