第十七章 幸福観・不幸観

(0)と(1)の問題は、
自然社会に本来あるものです。
つまり、
自然社会にも人間社会にもあるものです。
言い換えれば、
本能的欲望が(0)と(1)の問題に他なりません。
一方、
(1)と(2)の問題は、
人間社会だけにあるものです。
言い換えれば、
人間的欲望が(1)と(2)の問題に他なりません。
従って、
食欲と性欲が(0)と(1)の問題であり、
金銭欲や権力欲や名誉欲が(1)と(2)の問題である。
従って、
食欲や性欲を満たしたからといって幸福感はない、
食欲や性欲が満たされないからといって不幸感もない。
ところが、
金銭欲や権力欲や名誉欲を満たされたら幸福観があり、
金銭欲や権力欲や名誉欲を満たされなかったら不幸観がある。
まさに、
幸福感、不幸感ではなく、幸福観、不幸観だったのである。