第五章 生と死の関係

我々人間が、
差別と平等、不条理と公正、戦争と平和という問題を超えた、同等社会を構築するためには、生と死の問題を超えるしか方法はないのである。
では、
生と死の問題を超えるには、一体どうしたらいいのだろうか?
結局の処、
生と死の関係を知らなければならない。
先ず、
生と死は、ちょうど、一枚のコインの裏表の関係にあると言っていいだろう。
つまり、
生と死は、絶対に離れることはできないのである。
言い換えれば、
生を取れば、死も取らなければならないのである。
逆に言えば、
死を避ければ、生も避けなければならないのである。
それが、
生と死の関係なのである。
次に、
死が表面であり、生が裏面であることを理解しなければならない。
言い換えれば、
死が実体あるもので、生は死の不在概念(死の無い状態)に過ぎないことを理解しなければならない。
では、
我々人間は、生と死の関係を理解できているのだろうか?
答えは、
ノーである。
なぜならば、
我々人間は、死を避けて生きているからである。
つまり、
死を避ければ、生も避けなければならないことを理解していない証明である。
また、
実体ある死を避けて、死の不在概念である生に執着していることがその証明である。