第二十八章 真の人間解放

人生の音痴を自覚するには、自己を全否定するしか方法はない。
言い換えれば、
“自分さえ好かったらいい”という考え方を全否定するしか方法はないのである。
そして、
人生の音痴を自覚できてはじめて、音痴の治療にかかることができるのである。
言い換えれば、
“自分さえ好かったらいい”という考え方を全否定することによってはじめて、“他人が先ず好かったらいい”という考え方を持つようになれるのである。
そして、
我々人間がひとり一人、自覚症状のない音痴を自覚して、音痴を治すことができた暁には、
我々人間社会から、
支配・被支配二層構造の世襲・相続の差別社会が失くなるのである。
そして、
我々人間社会から、
宗教や科学が失くなるのである。
そして、
我々人間社会から、
暴力団や軍隊が失くなるのである。
そして、
我々人間社会から、
差別・不条理・戦争が失くなるのである。
そして、
我々人間は、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖に苛まれる一生から解放されるのである。