第十三章 第二の軸の時代

近世から現代になって、世界的レベルで、女性が教祖となる宗教が出現しはじめた。
逆説的に考えれば、
男性からしか生れなかった旧来宗教が消滅しようとしている。
そして、
旧来宗教は、悉く、紀元前8世紀から紀元前3世紀の500年間という軸の時代を礎にしている。
まさに、
世界最古の宗教と言われている拝火教(ゾロアスター)の教祖ゾロアスターは軸の時代の男性だ。
仏教の教祖の釈迦も、ヒンズー教の礎となったジャイナ教の教祖マハビーラも軸の時代の男性だ。
ギリシャ哲学を生んだ、ソクラテス、プラトン、アリストテレスも軸の時代の男性だ。
ところが、
近世から現代になって、世界的レベルで、女性が教祖となる宗教が出現しはじめた。
言い換えれば、
19世紀に入って、世界的レベルで、女性が教祖となる宗教が出現しはじめた。
まさに、
2500年を周期とする第二の軸の時代が、19世紀から始まったことを示唆しているのである。
従って、
第一の軸の時代が、男性社会であったのに対して、
第二の軸の時代は、女性社会であることを示唆しているのである。