第十章 男性の女性化 & 女性の男性化

近世から現代になって、世界的レベルで、女性が教祖となる宗教が出現しはじめた。
逆説的に考えれば、
男性からしか生れなかった旧来宗教が消滅しようとしている。
だから、
現代社会では、
男性が女性化し、
女性が男性化しているのである。
この事実を象徴している現象がある。
前述したように、
現代社会の人間の特徴である“自分さえ好かったらいい”という発想は、自己防衛のためだが、すべての人間が“他人が先ず好かったらいい”という発想なら、誰も自己防衛などする必要がない。
つまり、
自己防衛の発想が強過ぎるのが、現代社会の象徴なのである。
だから、
すべての人間が、
“自分さえ好かったらいい”という発想になっているのである。
だが、
忘れてはならないことがある。
すべての人間が、
“自分さえ好かったらいい”という発想になれば、
すべての人間が悪くなるという事実である。
一方、
すべての人間が、
“他人が先ず好かったらいい”という発想になれば、
すべての人間が好くなるという事実である。