第二十九章 意思 & 意識(意志)

肉体と意識は、宇宙を貫く実在と映像の関係に他ならない。
まさに、
地球と地球の意識の関係は、われわれひとり一人の人間の肉体と意識の関係と同じである。
では、
意識と意思とは一体どう違うのだろうか?
まさに、
意思は肉体と同じ実在するものに対して、意識は実在の不在概念に過ぎない映像なのである。
では、
意思と意志とは一体どう違うのだろうか?
まさに、
意思は恣意的ではないのに対して、意志は恣意的である。
なぜなら、
肉体は恣意的ではないのに対して、意識は恣意的だからである。
そして、
恣意的なものはすべて、人工的、すなわち、不自然である。
一方、
恣意的ではないものはすべて、自然である。
そして、
恣意的なものはすべて映像であることは言うまでもない。
逆に言えば、
実在するものはすべて恣意的でないのである。
従って、
意思は実在するが、意志は映像に過ぎないのである。
まさに、
恣意性とは方向性に他ならないのである。
従って、
過去→現在→未来へと一方通行で流れる時間の概念(心理学的時間の矢)とは、恣意的な映像の要因に他ならないのであり、方向性を持つ意志を生んだ張本人に他ならなかったのである。