第四百九十八話 セックスの真の意味

男性の想いが女性の想いになり、女性の想いが男性の想いになることで、人間社会はセックスレス社会になって、最終的には、人類という生きものの種が絶滅する。
オスとメスの対がセックスをすることによって子孫が誕生し、種が保存されていく。
ところが、
セックスによって子供が誕生し、セックスのために生き、セックスによって生を完結するのが生きものの本来性なのに、わたしたち人間はセックスを最も罪深いものだと教えられてきました。
果たしてそうでしょうか。
人間社会でセックスと言われている行為も、自然社会で交尾と言われている行為も、宇宙では対消滅と呼ばれている現象に過ぎません。
宇宙に存在するすべての物質は正物質と反物質という対で構成されていて、正物質と反物質が衝突すると両方とも消滅して新しい物質が誕生する。
この現象を物理学では対消滅現象と言います。
まさしく、セックス(交尾)は対消滅現象なのです。
セックス(交尾)の最終段階でオスとメスが自己を消滅することによって、新しい子供が誕生する。
従って、
人間のセックスの本質とは、自己の消滅と新しいものの誕生にあるのです。
つまり、
自己の消滅こそ、人間のセックスにおける快感のクライマックスなのであり、自己の消滅によって二つの有機体が一体感(全体感)を持つオルガスムに達するのです。
究極のセックス、つまり、対消滅こそ、人間の子孫保存本能に外ならないのです。
従って、
セックスの本質を理解しない人間は必ず絶滅します。
セックスレス社会になっている現代人間社会は必ず絶滅する真の意味はこの点にあるのです。