第四百三十九話 重苦が覚醒させる

「奇跡の人」ヘレン・ケラーは三重苦を背負った人生を生きました。
盲聾唖という三重苦です。
視力(見る力)と聴力(聞く力)を失った結果、言葉を失ったわけです。
言葉と映像を失った彼女がどうしてあんな立派な生き方ができたのでしょうか。
新田哲学風に言いますと、
「奇跡の人」ヘレン・ケラーは、
「この世」=「動画面の世界」=「主観の世界」=「概念の世界」=「映像の世界」=「相対の世界」=「運動の世界」=「二元論の世界」=「円周の世界」=「生の世界」=「宗教の世界」=「科学の世界」=「神の世界」=「政治の世界」=「経済の世界」=「歴史の世界」=「悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の世界」=「差別・不条理・戦争の世界」=「必然の世界」=「過去・現在・未来の世界」=「未熟な知性の世界」=「有(有限)の世界」=「蓄積の概念の世界」を失ったのです。
それが、三重苦の人生なのでしょうか。
否、
「この世」=「動画面の世界」=「主観の世界」=「概念の世界」=「映像の世界」=「相対の世界」=「運動の世界」=「二元論の世界」=「円周の世界」=「生の世界」=「宗教の世界」=「科学の世界」=「神の世界」=「政治の世界」=「経済の世界」=「歴史の世界」=「悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の世界」=「差別・不条理・戦争の世界」=「必然の世界」=「過去・現在・未来の世界」=「未熟な知性の世界」=「有(有限)の世界」=「蓄積の概念の世界」こそ三重苦、五重苦の人生を送る世界だったのです。
「奇跡の人」ヘレン・ケラーは、この世的三重苦を与えられた結果、三重苦、五重苦の元凶である、「この世」=「動画面の世界」=「主観の世界」=「概念の世界」=「映像の世界」=「相対の世界」=「運動の世界」=「二元論の世界」=「円周の世界」=「生の世界」=「宗教の世界」=「科学の世界」=「神の世界」=「政治の世界」=「経済の世界」=「歴史の世界」=「悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の世界」=「差別・不条理・戦争の世界」=「必然の世界」=「過去・現在・未来の世界」=「未熟な知性の世界」=「有(有限)の世界」=「蓄積の概念の世界」を脱することができたのです。
完全な障害者は却って完全な覚醒者になれる証左です。
障害者と覚醒者は二元補完関係にある証左です。
二元要因は補完関係にある証左です。