第四百四話 結婚制度の正体

「オス社会」における結婚制度は、「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度」を維持するための方法論に過ぎなかったのです。
自然社会におけるオスとメスの唯一最大の関係は子孫保存(種の保存)にあるわけですから、わたしたち人間も生きものの一種であるからして、結婚制度の最大の目的は子孫保存(種の保存)にあることは言うまでもありません。
しかし、文明が進んで行くに連れて、わたしたち人間社会における結婚制度は、単に子孫保存(種の保存)の目的だけでなくなり、共同生活意識や恋愛感情が相俟って曖昧模糊なものになってしまい、本来性を失ってしまいました。
現代社会の特に先進国において、離婚が多くなっている理由はここにあるわけです。
後進国における結婚制度の目的は、依然子孫保存(種の保存)にあるから離婚はあり得ないが、先進国になればなるほど共同生活意識や恋愛感情が強まってしまっているからです。
子孫保存(種の保存)意識が強ければ離婚は起こらない。
共同生活意識や恋愛感情が伴うと離婚が起こる。
文明社会になればなるほど離婚(相克)が起こる所以です。
差別・不条理・戦争という相克が発生する原因は、一重に文明、つまり、未熟な知性にあるわけです。
文明社会(宗教と科学)=オス社会=「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度」=未熟な知性だからです。
まさしく、
「オス社会」における結婚制度の正体がここに見えます。
支配(男性)と被支配(女性)の前提で、オスとメスは結婚をしていただけのことです。
“男と女が恋愛をして結婚をする”
これは妄想に過ぎなかったのです。
”男が女を支配するために結婚をする”
これが結婚制度の正体だったのです。
従って、
「メス(女性)社会」を中心にして、「宗教と科学を超えた価値観」と「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度を超えた価値観」と「悩みや四苦八苦、挙げ句の果ての、死の恐怖を超えた価値観」と「差別・不条理・戦争のない社会」を四辺にしたスクエアー(正方形)構造の新しい社会では、結婚制度は崩れます。