第二百七十七話 滅亡危機は進化のきっかけ

温室効果ガスが原因で、地球温暖化が起こる。
必然説です。
つまり、
人類の責任です。
人類の異常発生が、地球温暖化の原因である。
偶然説です。
つまり、
人類の責任ではない。
必然と偶然の妙の為せる業である。
それが答えでしょう。
地上で最も弱き生きものであった人類が最も強き生きものになったのが、二本足生きものに変身した必然と、大脳新皮質を誕生させた偶然の妙の結果であったと同じように、人類の異常発生という偶然と、温室効果ガスによる地球温暖化という必然との妙が人類滅亡を惹き起こす引金になるわけです。
地上最強の生きものの宿命という捉え方、つまり、「強者必滅の原理」が働いた結果と捉えるなら、数の異常発生は度々起こっていた筈であり、人類の異常発生も必然の為せる業になりますが、数の異常発生は偶然の為せる業であると新田哲学では捉えています。
オス社会。
支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別制度の社会。
差別・不条理・戦争の社会。
新田哲学では、こういった人間社会だけにある錯覚は、必然と偶然の妙の為せる業であって、決して、人類の悪意による必然だけとも、人類には責任のない偶然だけとも捉えていません。
ただ言えることは、わたしたち人間ができ得ることは、必然の部分だけです。
つまり、努力を尽くして後は結果を受け入れるという姿勢です。
それが、人類が「主観・客観の世界」=「理解の世界」=「現実の世界」=「絶対・相対の世界」=「静止・運動の世界」=「三元論の世界」=「終点の世界」=「死の世界」=「宗教を超えた世界」=「科学を超えた世界」=「神を超えた世界」=「政治を超えた世界」=「経済を超えた世界」=「歴史を超えた世界」=「悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖を超えた世界」=「差別・不条理・戦争を超えた世界」に移行するきっかけをつくってくれるでしょう。