第二百四十四話 もう待ったなし!

わたしたち人間社会から差別・不条理・戦争を失くすことは、「概念の世界」から「理解の世界」に進化させない限り不可能であり、このまま「概念の世界」に止まっていたら、遅かれ早かれ、地球上から全生命体が絶滅するでしょう。
その理由は、人類の文明社会の歴史の中で地球自身から宣戦布告を受けた例はなく、遥か遡って、数百万年前の恐竜時代に、当時地上最強の生きもの・恐竜が地上のありとあらゆる生きとし生けるものを食い潰し、仲間の草食恐竜を食い潰し、挙句の果てに、肉食恐竜同士の共食いまで始めた時、突如、氷河期が地上を襲い、地上最強の肉食恐竜までもが絶滅してしまった出来事以来の地球自身からの宣戦布告を、今受けているのです。
恐竜時代以来の「強者必滅の原理」が今地球に働こうとしているのです。
その証明が、人類の数の異常発生にあります。
すべての生きものは、その数が多過ぎても少な過ぎても、全体のバランスを崩すことになるのです。
わたしたち人間社会のどぶねずみ化現象が顕著になっているのも、その数が多過ぎることから起こっているのです。
どぶねずみ化の最大脅威は、数は極大化しているのに、いっぴき一匹は自分のことしか考えないことです。
新田哲学で言う「好いとこ取りの相対一元論」がどぶねずみ化の最大脅威なわけです。
言い換えれば、
部分観の極大化現象であるわけです。
自然のバランスを決して崩さない他の生きものは、すべて地球との一体感、つまり、全体感で生きているのに対して、「エデンの園」から追放された人類だけが部分観を持って生きるようになった。
つまり自己中心の身勝手な生き方をするようになった。
人類の数が自然のバランスを崩さない適正数であれば問題はなかったのですが、異常発生しだした。
つまり、部分観の極大化現象であるわけです。
どぶねずみ化とはまさに部分観の極大化現象に外ならないのです。
いわゆる、“ねずみ講”化なわけで、“ねずみ講”の“ねずみ講”たる所以は、“自分さえ好かったらいい”、つまり、「好いとこ取りの相対一元論」なのです。
“金持ちが好くて、貧乏が悪い”
“健康が好くて、病気が悪い”
という例の「概念の世界」=「二元論の世界」というやつです。
もう待ったなしです。
今こそ、「理解の世界」に進化しなければなりません。