第二百三十九話 政治の妄想

宗教や科学や神が、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖から解放してくれるのではない。
宗教や科学や神が、差別・不条理・戦争から解放してくれるのではない。
宗教や科学や神が、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖、差別・不条理・戦争をつくっている。
古代・中世は祭政一致の時代でした。
つまり、
政治=宗教の時代でした。
近代・現代は、政教分離の時代でした。
しかし、
政治=宗教に変わりはありません。
欧米社会の政治でも、キリスト教の影響は大きく、現にブッシュ大統領はキリスト教原理主義者です。
アラブ社会では、政治の上にイスラム教が君臨しています。
これは何を意味しているのでしょうか。
政治で、差別・不条理・戦争が解決できない証明です。
逆に、
政治が、差別・不条理・戦争をつくっている証明です。
それなのに、
わたしたち人間は、差別・不条理・戦争の問題が起こったら、いまだに政治的解決を求めています。
戦争が起こったら、国連で解決を図ろうとしています。
しかし、それで解決したことなど一度もありません。
イラク戦争然り。
中東戦争を終結させるべく中東和平会談を実行した、エジプトのサダト大統領とイスラエルのラビン首相は共にノーベル平和賞を受賞したが、その後両人とも暗殺され、中東紛争は依然続いている。
差別・不条理・戦争の問題を政治で解決するなど不可能であることを理解することが、先ず大事です。