第二百二十三話 どぶねずみ化のバロメーター(8)

あなたは、「円周の世界」に自己同化していませんか?
それなら、あなたはまさしく、どぶねずみ人間です。
「円周の世界」とは、「不在概念の世界」、「好いとこ取りの世界」、「無いものねだりの世界」のことです。
このタイプの人は、無駄なプライド、つまり、虚栄心の塊の人間が常に陥る「無いものねだりの世界」に自己同化します。
外見に自信のある人、人種に圧倒的に多いタイプです。
欧米白人種が、他の有色人種を差別する理由は、彼らが外見に自信があることからくる虚栄心が為せる業であるのです。
外見が貧弱な黄色人種。
プロポーションは良いが色が黒い黒人種。
白と黒を色と勘違いしているのです。
白はすべての色を合わせた色。
黒はすべての色の無い色。
だから、白が一番上にいるというわけです。
まさに、無駄なプライドなわけです。
何故なら、自然社会(実在世界)では、白は色(黒)の不在概念に外ならないからです。
まさに、光(白)は暗闇(黒)の不在概念であって、暗闇(黒)が実在であって、光(白)は暗闇(黒)の不在概念に過ぎないのです。
白子(Albino)とは、メラニン色素(黒色素)の欠乏から生じる病気であることが証明しています。
彼らは、その事実を潜在意識で知っている。
つまり、劣等意識として白人種のDNAに刷り込まれている。
その反動として、外見の優秀さと相俟って、他の有色人種を差別するのです。
まさに、無駄なプライド、虚栄心の塊が、「無いものねだりの世界」に自己同化させるのです。
個人レベルでも、外見に自信のある人間は、「無いものねだりの世界」、つまり、「不在概念の世界」、「好いとこ取りの世界」、「円周の世界」に自己同化しやすい。
学校の成績がよいといった、「概念の世界」に自己同化する、いわゆる、“頭がいい”と思っている人間は、「円周の世界」に自己同化する人間の反面教師の立場にいるわけです。
わかりやすく言えば、
“頭がいい”と自信を持っている人間は、実は、外見の良い人間に対する劣等感からくるハングリー精神に外ならないのです。
服装やアクセサリーに拘って、ブランド志向する人間は、自分の中身、つまり、肉体に自信がないからで、外見が貧相な日本人がブランド志向に躍起になっている様は、外見に自信のある白人から見れば滑稽で、日本人を見下していることを自覚しなければなりません。
どぶねずみ人間が持つ差別意識の根底にあるのが、この「円周の世界」、つまり、「不在概念の世界」、「好いとこ取りの世界」、「無いものねだりの世界」なのです。