第二百六話 どぶねずみ化のバロメーター

わたしたち人間(どぶねずみ人間)は、本音と建前を使い分けて生きています。
つまり、
わたしたち人間は、どんな出来事(事象)でも、「是否論」=「有論」、つまり、“好い悪い”で考えます。
「是否論」=「有論」=二元論
“好い悪い”の二元論とは、本音と建前の二元論に外なりません。
「是否論」では、“好いが好くて、悪いが悪い”と思っています。
ところが、本音と建前では逆転していて、建前では、“好いが好くて、悪いが悪い”となっているのですが、本音では、“悪いが好くて、好いが悪い”となっているのです。
「是否論」とは、まさしく、建前論であって、本音論ではないのです。
“汝、殺すなかれ”と考える、建前論のわたしたち人間。
“汝、姦淫するなかれ”と考える、建前論のわたしたち人間。
“汝、盗むなかれ”と考える、建前論のわたしたち人間。
“汝、嘘をつくなかれ”と考える、建前論のわたしたち人間。
“汝、他人のものを欲するなかれ”と考える、建前論のわたしたち人間。
ところが、現実には、
“汝、殺すなかれ”と考えながら、殺す、本音論のわたしたち人間。
“汝、姦淫するなかれ”と考えながら、姦淫する、本音論のわたしたち人間。
“汝、盗むなかれ”と考えながら、盗む、本音論のわたしたち人間。
“汝、嘘をつくなかれ”と考えながら、嘘をつく、本音論のわたしたち人間。
“汝、他人のものを欲するなかれ”と考えながら、他人のものを欲する、本音論のわたしたち人間。
つまり、
“好い悪い”で考えた挙句、建前論で“悪い”ことを否定しながら、本音論では“悪い”ことをする分裂症生きものが、わたしたち人間(どぶねずみ人間)なのです。
従って、
わたしたち人間のどぶねずみ化の程度は、本音と建前の分裂度に比例します。
あなたは、できるだけ本音で生きていますか?
それなら、あなたのどぶねずみ化(分裂度)は軽症です。
あなたは、建前ばかりで生きていますか?
それなら、あなたのどぶねずみ化(分裂度)は重症です。