今朝のお話(Daily discourse)
VOL.(II)



はじめに

現代社会は西欧近代社会を引き継いだ科学万能の世界を創出した一方で、地球温暖化現象といった地球環境問題を惹き起こしました。
近代・現代社会とは、古代・中世社会で権力を縦(ほしいまま)にした宗教に対するアンチテーゼとして生まれたわけで、その旗頭が科学であった。
近代社会の幕開けの三種の神器だった、ルネッサンス・宗教改革・産業革命とは、一言で言えば、宗教に対するアンチテーゼと言っても過言ではありません。
少なくとも、わたしたち現代人はそう信じて止まなかった。
『今朝のお話(Daily Discourse)』Vol.(I)では、わたしたち人間が如何に錯覚(勘違い)の人生を送ってきたかを検証しました。
なぜ、こんな錯覚(勘違い)をしてしまったのか。
その元凶にあるのが、「時間」を筆頭にした、「次元」という概念です。
わたしたちの世界(宇宙)はすべて立体であって、線や平面や時空間といったものは実在していなくて、飽くまでも概念(考え方)に過ぎません。
つまり、一次元(線)、二次元(平面)、四次元(時空間)といったものは実在していなくて、概念(考え方)に過ぎない。
従って、三次元立体などといったものもそもそもなく、ただの立体(空間)があるだけです。
特に酷い錯覚は、四次元時空間という代物です。
(X、Y)二次元座標は描けます。
(X、Y、Z)三次元座標もなんとか描けます。
(X、Y、Z、T)四次元座標など絶対に描けません。
無いものを無理やりつくりだす。
捏造以外の何者でもない。
科学がしてきたことは、宗教に対するアンチテーゼという偽善の下に、わたしたち人間を錯覚(勘違い)の極みに追い込むことに外ならなかった。
アンチテーゼということは、対立(両極)の関係にあるもので、平たく言えば、一枚のコインの裏表に過ぎないわけで、いわゆる、「二元論」の関係にあるのが、その本質であります。
更に平たく言えば、宗教と科学は同じ穴の狢なのです。
宗教と同じ穴の狢である科学を主題にして『今朝のお話(Daily Discourse)』Vol.(II)で検証していきたいと思います。
出来るだけわかりやすく書くつもりですが、疑問があれば、質問してください。
地球温暖化が“待ったなしの問題”にまで逼迫してきただけに、科学の化けの皮を剥がす英断に一刻の猶予もないと思ったからであります。

平成19年6月15日        新田 論
第百一話 脳が元凶 第百五十一話 地球環境問題解決の切り札
第百二話 絶対と相対 第百五十二話 唯一の権利(恩恵)
第百三話 相対性理論と絶対性理論−(その2) 第百五十三話 「死(唯一の権利・恩恵)」を恐れる勘違い
第百四話 光の手品 第百五十四話 「文明」こそが元凶
第百五話 光と暗闇 第百五十五話 怒りの地球
第百六話 相対性理論=宗教 第百五十六話 固有の『今』という時間
第百七話 支配・被支配社会が生んだ陰謀 第百五十七話 不完全な生きもの・人間
第百八話 現代物理学の最高峰 第百五十八話 本当の親・地球
第百九話 時間と空間 第百五十九話 地球の崩壊は間近
第百十話 『今』という時間=『ここ』という空間 第百六十話 どぶねずみの発想
第百十一話 了見違いの人間 第百六十一話 どぶねずみ人間の自己矛盾
第百十二話 錯覚(勘違い)の元凶 第百六十二話 悪意に満ちた人間社会
第百十三話 人生劇場 第百六十三話 餓鬼畜生とは人間のこと
第百十四話 「新しい社会」の「新しい人間」 第百六十四話 畜生以下の生きもの・どぶねずみ人間
第百十五話 「新しい社会」とは女性社会 第百六十五話 どぶねずみ人間の不利点
第百十六話 「男性らしさ」と「女性らしさ」 第百六十六話 人間の存在理由
第百十七話 超拝金主義 第百六十七話 気づきの差
第百十八話 芸術の欺瞞性 第百六十八話 マヤカシの正体
第百十九話 「超」の世界 第百六十九話 間違った人間の存在理由
第百二十話 個人の目覚め 第百七十話 どぶねずみ人間の存在理由
第百二十一話 膨張(発展)から収縮(調和) 第百七十一話 どぶねずみの大掃除
第百二十二話 発明と発見 第百七十二話 「本当の人間」と「どぶねずみ人間」の差
第百二十三話 女性的聖職 第百七十三話 知ることが鍵
第百二十四話 メスらしさ(女性らしさ)=想像的 第百七十四話 中途半端な有知
第百二十五話 常識のどんでん返し 第百七十五話 完全な有知
第百二十六話 本物の“地動説” 第百七十六話 死を知ることが好い理由
第百二十七話 “地動説”から“自動説” 第百七十七話 「真の子供教育」がいま必要
第百二十八話 政治家(宗教者)・科学者は「旧い猿」 第百七十八話 子供が鍵を握っている
第百二十九話 「全体感」と「部分観」 第百七十九話 子供に「新しい考え方」を
第百三十話 ニセモノの「地動説」&本物の「地動説(自動説)」 第百八十話 長い長い間の錯覚
第百三十一話 『今』という名の「時間」の汽車 第百八十一話 錯覚の元凶
第百三十二話 客観と主観 第百八十二話 「新しい世界」とは「超世界」
第百三十三話 「天動説」=絶対主観説、「地動説」=絶対客観説 第百八十三話 「新」とは「超」
第百三十四話 「無」の宇宙 & 「有」の宇宙 第百八十四話 「超」が二十一世紀のキーワード
第百三十五話 人生=鑑賞 第百八十五話 文明社会終焉劇の初日
第百三十六話 鑑賞者=本当の自分 第百八十六話 真の人類の歴史
第百三十七話 鑑賞する者と鑑賞されるもの 第百八十七話 太陽系のターニングポイント
第百三十八話 有るものと無いもの 第百八十八話 「是否論」から「超論」へ
第百三十九話 『今』=『永遠』 第百八十九話 「新しい人間(超人類)」は「超論」で考える
第百四十話 「時間」と「空間」の正体 第百九十話 「無論」&「有論」&「超論」
第百四十一話 真の自由=死からの解放 第百九十一話 “文明”が聞いて呆れる
第百四十二話 死からの解放=高度自由 第百九十二話 無いものねだりの人間
第百四十三話 「運動時空間」と「静止時空間」 第百九十三話 「時間」を超える
第百四十四話 『現在』と『今』と『ここ』 第百九十四話 実在世界 & 映像世界 & 現実世界
第百四十五話 静止と運動と静止/運動 第百九十五話 21世紀に宗教が消滅する根拠
第百四十六話 点と線と円 第百九十六話 人生における無力感(無力観)
第百四十七話 「想い(点)」と「連想(円)」 第百九十七話 無力感(無力観)の源泉
第百四十八話 地球号・『今』 第百九十八話 「時間の観念」と「時間の概念」と「時間の理解」
第百四十九話 どぶねずみ=人間 第百九十九話 「観念の世界」と「概念の世界」と「理解の世界」
第百五十話 一刻の猶予もない地球号 第二百話 完成された知(摩訶般若波羅密多)


おわりに

二十一世紀とは、1万数千年間続いてきた人類の文明社会の終焉劇の幕開けの世紀ではないか。
人類の文明社会の主役を演じてきたのは、実は「宗教と科学」でした。
「宗教と科学」は人間社会だけしかないものです。
「宗教と科学」と補完関係、つまり、一枚のコインの裏表関係にあるのが、「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別社会」です。
「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別社会」も人間社会だけしかないのが、その証拠です。
どちらが卵で、どちらが鶏かの答えは、「オス社会」の発生原因にあることは間違いない。
「オス社会」も人間社会だけしかないのが、その証拠です。
つまり、「オス社会」を頂点にして、「宗教と科学」と「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別社会」で底辺を構成するトライアングルが、まさに、人類の文明社会の構造であったわけです。
自然(地球)社会では、このトライアングルは存在し得ません。
人類は、エデンの園を追放され、エデンの東にある「ノド」という町(社会)に居ついた。
「ノド」という「新しい社会」が、このトライアングル、つまり、「新しい考え方」をつくり出したのでしょう。
1万数千年間続いてきた人類の文明社会も、もはや金属疲労を起こし、「新しい考え方」の「新しい社会」ではなくなり、むしろ、「旧い考え方」の「旧い社会」になってしまったのです。
それを証明するのが、人類の数の異常発生現象に見られます。
人類のみならず、あらゆる種において、その数の異常発生は、時代の節目に差し掛かっていることを示唆しているのです。
いわゆる「パラダイム変化(支配的考え方の移行)」が起こる時期であり、その後には、「新しい考え方」の「新しい社会」が必ず登場する。
「オス社会」を頂点にして、「宗教と科学」と「支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別社会」で底辺を構成するトライアングルが、今や「旧い考え方」の「旧い社会」になってしまったのです。
そのことを検証するのが、「今朝のお話(Daily Discourse)」Vol.(II)の狙いでした。
特に、「宗教と科学」の実体に迫ってみたのですが、ご理解して頂けたでしょうか。
わかりやすい表現でと、「今朝のお話(Daily Discourse)」Vol.(I)を始めたのですが、すこし難しかったかもしれない点、ご容赦ください。

平成19年9月20日    新 田   論