第六十話 性質(たち)の悪い宗教・科学

では何故人間だけが主観の生き物になったのでしょうか。
人類が地上最強の生き物だからです。
自分の上に誰もいないと主観のみになります。
平たく言えば、天狗になっておるわけです。
天狗の鼻をへし折る者がいないからです。
増上慢になっておるからです。
科学者が所詮同じ穴の狢の宗教を小馬鹿にするのは、まさしく、天狗になっておるからで、増上慢になっておるからで、まさに、自分の上に誰もいないと思っておるからです。
自分(人間)の上に神を置く宗教など許せないからです。
ところが、その増上慢こそが、主観の極みであることに気がついていない。
そういう点では、科学は宗教よりも性質(たち)が悪いと言えます。
宗教が政治よりも性質(たち)が悪いのも同じメカニズムです。
政治が経済よりも性質(たち)が悪いのも同じメカニズムです。
自然の食物連鎖の法則のランクではありませんが、現代人間社会の中でのランクは、科学が最上位にあり、その次に宗教があり、その次に政治があり、その下に経済がある。
だから、経済が一番マシであり、その次に政治がマシであるから民主主義政治になるのであって、宗教や科学があまりにも性質(たち)が悪いからです。