第二話 新田哲学

「心の旅の案内書」は、人間の一生、つまり、人生において、すべての人が必ず遭遇するいろいろな出来事に、すべて対処できる方法論を106章に凝縮した作品でした。
ページの最初から読まなくても、めくったページの章を読めば、読んでいる当人のその折々の状況にぴったり当てはまる事柄が書かれてあります。
どんな人でも106章の中の一章はその人のその折々の状況に対処できるわけで、書いた本人が言うのもおこがましいですが、まことに便利な本です。
最終的に本として出版するに当たってタイトルを考えなければならず、「心の旅の案内書」としたのも、人間の一生、つまり、人生という旅の案内板になればと思ったからです。
7年間に書きました人生訓になるような作品、いわゆる、新田哲学と言える作品は、その後、「神の自叙伝」、「神はすぐ傍」、「夢の中の眠り」、「(静止)宇宙論(絶対性理論)」、そして、「こころの琴線」で終わりです。
余韻として「超の世界」という作品があるのですが、この作品は、わたしと一緒にこの7年間、心の旅をしてきた平成セミナーのメンバーの一人に書いて頂くことにして、わたしは、円回帰運動の始点は終点になる法則に沿って、もう一度原点に戻ってみることにしたのです。
「神の自叙伝」は、すべてのものは「肉体」を持つことによって「想い」が生まれることをテーマにした作品です。
「神」という言葉をタイトルに入れましたが、それぞれの星にも「肉体」と「想い」があり、わたしたちを生み育んでくれている母なる大地・地球にも「肉体」と「想い」があり、地球こそがわたしたちにとっての神であり、その地球の「想い」を綴ったのを「神の自叙伝」としたわけです。
「神はすぐ傍」は、「時間」を神と設定してわたしたちの人生を考えてみたら、多くの難問がすっと解けていくことを書いた作品です。
Part(III)では、時間の立場になって時間の「想い」を綴ってみる一種の「神の自叙伝」でもあったのです。
「夢の中の眠り」は、わたしたちの人生の1/3を占める、眠っている間の人生にスポットライトを当てた作品です。
3年間に亘り書き続けた長い作品ですが、夢と睡眠のメカニズムを徹底的に分析することによって、人生の処方箋を書いてみたつもりで、「心の旅の案内板」に対して、「人生の応援歌」のような作品です。
「(静止)宇宙論」は、まことに難解な作品で、書いた本人がなぜこのような作品が書けたのかいまだにわかりません。
平たく言えば、「生まれ、そして生きるということは、動き始めること」であり、「生きて、そして死ぬということは、動きが止まること」に過ぎないことを理論的に書いた作品です。
そして最後の作品「こころの琴線」は、最後を締め括るにふさわしく、死を知った唯一の生き物・人間にとっての人生とは、「死」の問題を解決するしかないことを書いた作品です。
これから、やさしい言葉でやさしい表現でやさしく毎日の「Daily discourse(日々のお話)」を綴ってみたいと思います。