第四十三章 言葉の罠(4)−貧乏の正体

“はじめに言葉ありき”ではなく、
“はじめに沈黙ありき”であった。
言い換えれば、
“はじめに「あ」ありき”ではなく、
“はじめに「ん」ありき”であった。
更に言い換えれば、
“はじめに健康ありき”ではなく、
“はじめに病気ありき”であった。
そして、
言葉の人間社会では、
“はじめに金持ちありき”ではなく、
“はじめに貧乏ありき”であった。
では、
音の自然社会では、
金持ちはどんな音で、貧乏はどんな音なのだろうか?
拙著「貧乏のすすめ」の各章題名を引用してみよう。
第一章(貧乏の恩恵)
第二章(貧乏は進化過程)
第三章(衣食住の足りた貧乏社会)
第四章(差別・不条理・戦争のない貧乏社会)
第五章(宗教・科学のない貧乏社会)
第六章(世襲・相続制度のない貧乏社会)
第七章(死の恐怖のない貧乏社会)
第八章(悩みや四苦八苦のない貧乏社会)
第九章(時間の概念がない貧乏社会)
第十章(『今、ここ』だけにある貧乏社会)