第四十章 言葉の罠(1)−暗黒の正体

“はじめに言葉ありき”
新約聖書の最初の言葉である。
その結果、
12000年前にはじまった文明社会は、自覚症状の無い音痴社会になってしまったのである。
爾来、
137億年前のビッグバンによって宇宙が誕生したなどと、相変わらず、自覚症状の無い音痴のままである。
では、
“はじめに沈黙ありき”から洗い直そう。
そこで、
健康と病気という二元言葉、すなわち言葉を、一元言葉、すなわち音に洗い直すとどうなるか?
平たく言うと、
健康と病気という人間言葉(日本語)を、自然音に洗い直すとどうなるか?
拙著「夢の中の眠り」Vol. (V) Chapter 916(動きの甲乙丙理論)では、健康・病気二元論を言い換えれば、病(やまい)の甲状態が健康、病(やまい)の丙状態が病気、病(やまい)の乙状態が健康と病気の境界線と論じている。
甲乙丙を自然音に直すとAUM、すなわち、アウン(阿吽)となり、アが吸気、ンが呼気、すなわち、アが病(やまい)の甲状態、すなわち、健康、ンが病(やまい)の丙状態、すなわち、病気を指す。
まさに、
健康という人間言葉(日本語)は「ア」という自然音であり、病気という人間言葉(日本語)は「ン」という自然音に他ならない。
そして、
「ア」が善い音であり、「ン」が悪い音などと誰も思っていないのが自然社会なのである。