第三十八章 矛盾した生き方をする人類

人類の祖であるアダムとイブはエデンの園を神から追放されたあと、カイン(兄)とアベル(弟)をつくった。
カイン(兄)は農業を、アベル(弟)は放牧をして暮らしていたが、ある時、神がアベル(弟)ばかりを可愛がるのを嫉妬したカイン(兄)がアベル(弟)を殺してしまった。
怒った神は、カイン(兄)をエデンの東に追放した。
爾来、
カイン(兄)の子孫である人類がエデンの東に人間社会を形成し今日まで至っている。
まさに、
カイン(悪)・アベル(善)二元のカイン(悪)が、われわれ人類の祖先に他ならない証である。
だから、
カイン(悪)の子孫であるわれわれ人間は、
善悪二元論世界で、善を求め、悪を避けながら、悪をするという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
幸・不幸二元論世界で、幸福を求め、不幸を避けながら、不幸を生きるという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
貧・富二元論世界で、富を求め、貧を避けながら、貧を生きるという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
健康・病気二元論世界で、健康を求め、病気を避けながら、病気を生きるという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
天国・地獄二元論世界で、天国を求め、地獄を避けながら、地獄を生きるという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
神・悪魔二元論世界で、神を求め、悪魔を避けながら、悪魔を生きるという矛盾撞着した人生を生きてきたのである。
まさに、
カイン(悪)・アベル(善)二元のカイン(悪)が、われわれ人類の祖先に他ならない証である。