第二十八章 文明に求めるもの

圧倒的多数の偽善者と一握りの偽悪者で成立しているのが人間の文明社会である。
この事実は一体何を示唆しているのだろうか?
金持ち・貧乏人二元論でたとえてみれば、
圧倒的多数の貧乏人と一握りの金持ちで成立しているのが人間の文明社会である。
まさに、
貧乏人が偽善者であり、金持ちが偽悪者なのである。
幸福な人・不幸な人二元論でたとえてみれば、
圧倒的多数の不幸な人と一握りの幸福な人で成立しているのが人間の文明社会である。
まさに、
不幸な人が偽善者であり、幸福な人が偽悪者なのである。
ところが、
圧倒的多数の偽善者と一握りの偽悪者で成立しているのが人間の文明社会である。
われわれ人間は文明に対して一体何を求めているのだろうか?