第二十三章 文明社会=不完全知的社会

知識と知恵は似て非なるものである。
二元論的に言えば、
知識・知恵は表裏一体の一枚のコインを成すもので、知恵が実在で、知識は知恵の不在概念に過ぎないのである。
ところが、
人間社会、特に、現代社会においては、知識偏重、知恵無視志向に陥っている。
言い換えれば、
受験勉強や学歴重視、経験無視志向に陥っている。
では、
なぜこのような社会に成り下がったのだろうか?
まさに、
文明社会とは、知的社会に過ぎず、知恵社会ではないからである。
言い換えれば、
文明社会とは、中途半端な(不完全な)知的社会に他ならないのである。