第八十五章 時差と光速度

光速度が一定(絶対)であることが、想いのギャップ(分裂症状)を生んでいる。
まさに、
光速度が一定(絶対)であることが、本音と建前の二本立ての生き方の原因になっている。
言い換えれば、
光速度が一定(絶対)であることが、時差がないと錯覚することの原因になっている。
たとえば、
我々人間は、
一光年の先の星を、一年前という過去の映像として見ているのである。
つまり、
星と自分との間に1年という時差があることを知っている。
たとえば、
我々人間は、
1億5000万キロ先にある太陽を、およそ8分前という過去の映像として見ているのである。
つまり、
太陽と自分との間に8分という時差があることを知っている。
たとえば、
我々人間は、
38万キロ先にある月を、およそ2秒前という過去の映像として見ているのである。
つまり、
月と自分との間に2秒という時差があることを知っている。
ところが、
我々人間は、
3メートル先にいる他人を、1億分の1秒前という過去の映像として見ていないのである。
つまり、
他人と自分との間に時差がないと錯覚しているのである。
まさに、
時差がないと見えることが錯覚に他ならないのである。
まさに、
時差があると知ることが覚醒に他ならないのである。
結局の処、
時差と光速度が一定とは逆さまの関係に他ならないのである。