第七十章 完全(完璧)な記憶

我々人間の一生には、
超対性の死(極(pole)=0π(0度))=完全(完璧)な死=いわゆる誕生
および、
超対性の死(極(pole)=2π(360度))=完全(完璧)な死=いわゆる死
が欠落している。
だから、
我々の記憶は、自分が生まれた直後まで遡ることができないのである。
また、
我々の記憶は、自分が死ぬ直前まで維持することができないのである。
つまり、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な記憶しか持っていないのである。
だから、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な生なのである。
従って、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な死なのである。
第六十一章で述べたように、
不完全(不完璧)な生、不完全(不完璧)な死の一生しか送れない我々人間とは、潜在能力を100%発揮できない一生のことに他ならない。
従って、
不完全(不完璧)な記憶とは、潜在能力を100%発揮できない結果に他ならない。
言い換えれば、
不完全(不完璧)な記憶とは、五感が完全(完璧)に機能していない結果に他ならない。
つまり、
意識が眠っている結果に他ならない。
つまり、
寝ても起きても夢を観ている結果に他ならない。
逆に言えば、
意識が覚醒することでこそ、完全(完璧)な記憶を取り戻すことができるのである。