第六十九章 不完全(不完璧)な記憶

我々の記憶は、自分が生まれた直後まで遡ることができない。
また、
我々の記憶は、自分が死ぬ直前まで維持することができない。
つまり、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な記憶しか持っていないのである。
だから、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な生なのである。
従って、
我々人間の一生は、不完全(不完璧)な死なのである。
なぜならば、
我々人間の一生は、
絶対性の死(可除特異点(removable singularity)=π/2(90度))
→ 
超対性の死(極(pole)=π(180度))=不完全(不完璧)な死
→ 
相対性の死(真性特異点(essential singularity)=3π/2(270度))
=いわゆる生
という振り子運動の一生だからである。
なぜならば、
我々人間の一生は、
超対性の死(極(pole)=0π(0度))=完全(完璧)な死
→ 
絶対性の死(可除特異点(removable singularity)=π/2(90度))
→ 
超対性の死(極(pole)=π(180度))=不完全(不完璧)な死
→ 
相対性の死(真性特異点(essential singularity)=3π/2(270度))
→ 
超対性の死(極(pole)=2π(360度))=完全(完璧)な死
という円回帰運動ではないからである。
なぜならば、
我々人間の一生には、
超対性の死(極(pole)=0π(0度))=完全(完璧)な死=いわゆる誕生
および、
超対性の死(極(pole)=2π(360度))=完全(完璧)な死=いわゆる死
が欠落しているからである。