第五十三章 運動と静止

見える宇宙、つまり、“運動の光の宇宙”は、非現実の映像の宇宙に他ならない。
平たく言えば、
見える宇宙は実在しないのである。
そして、
動いている(運動している)宇宙は実在しないのである。
従って、
見えるということは動いている(運動している)に過ぎないのであって、動いている(運動している)ものは映像に過ぎないのであって実在しないのである。
一方、
見えない宇宙、つまり、“静止の暗闇の宇宙”は、現実の実在の宇宙に他ならない。
平たく言えば、
見えない宇宙が実在するのである。
そして、
止まっている(静止している)宇宙が実在するのである。
従って、
見えないということは止まっている(静止している)のであって、止まっている(静止している)ものが実在するのである。
運動と静止の関係は、映像と実在の関係に他ならない。