第三十六章 特異点

反転期とは特異点に他ならない。
では、
特異点とは、一体何なのか?
特異点とは、
ある基準の下、その基準が適用できない点のことである。
従って、
特異点は基準があってはじめて認識され、「〜に関する特異点」という呼ばれ方をする。
天文物理学では、
重力に関する特異点が考えられ、重力の特異点と言う。
つまり、
重力の基準が適用できない点(場所)を重力の特異点と呼ばれ、ブラックホールになった星には、重力の特異点がある。
座標軸に関する特異点では、
可除特異点(removable singularity)、極(pole)、真性特異点(essential singularity)という三つの孤立点がある。
言い換えれば、
可除特異点(removable singularity)と真性特異点(essential singularity)が、円の1/4、つまり、π/2(90度)時点、及び、円の3/4、つまり、3π/2(270度)時点における反転期である。
二つの極(pole)が、円の1/2、つまり、π(180度)時点、及び、円の4/4=1、つまり、2π(360度)時点における反転期である。
つまり、
始点(終点)と反転期である。
まさに、
円回帰運動における反転期とは、
円回帰運動に関する特異点に他ならない。
つまり、
円回帰運動の基準が適用できない点こそが、円回帰運動の特異点(反転期)に他ならない。