第四十三章 殺戮のクライマックス(3)

ちょっと話しは戻りますが、大恐慌のことです。
これもおかしな話しです。
当時世界で金持ちの国はアメリカだけだった。他の国はアメリカから借金だらけで世界の富のほとんどがアメリカに集中していたのです。
ドイツが戦争をはじめたのもこの借金づけの国から脱出するためでした。
だから、これら借金づけの国々が破綻をきたしたら、債権国のアメリカが貸し倒れを食って、富を独占していたアメリカ人が買っていた株が暴落することもあるでしょう。
それでも実体経済がしっかりしてさえいれば、すなわち株で言えば、現物株を持ってさえいれば、パニックにはならないはずです。じっと我慢して持ち続けていればいいのです。
そのアメリカが株の大暴落から大恐慌を引き起こした。一般の人間が投機熱にうなされていたとしても、たかがしれています。そしてお金持ちが少しばくちでお金をすっても大したことにはならないはずです。
しかし、実際に当時の一般アメリカ人はすべての富を失ってしまったのです。そしたらその富はどこへ行ったのでしょうか。消えるはずがないのです。どこかに移っただけなのです。
それから、ずっと後にこの日本でも同じようなことが起こりましたが、そのとき何百兆円のお金が一瞬に消えたとマスコミや経済専門家は言っていましたが、それを信じているなら、すぐに職業を変えるべきです。消えるはずがないのです。どこかにまとめて移されたのです。
消えるはずのないものが、手品にあったみたいに消えたということは、どこかに隠されたということでしょう。どこに隠されたのでしょうか。隠すところは見えないところです。
すなわち闇の世界に隠されたのです。ここが恐いところです。
これもテンシの仕業だとわたしは踏んでいます。
彼のやり方です。もう分かるでしょう。彼は厳しい罰を与える者に餌を与えるのです。しかも搾取されている犠牲者から奪って、それを餌にして与えるのです。その後に地獄の罰を与えるための罪の極大を図るのです。
日本での罰はまだこれからやるつもりでしょうが、アメリカで起きた大恐慌で富を得た闇の人間たちはきっちり、生きている間に罰をテンシから与えられました。
すぐに罰を与えられた者もたくさんいましたが、じっくり時間をかけて蛇の生殺しにあった者もいます。
一番の例はその得た富で自分の子供を大統領にしたまでは良かったが、その後がまさに呪われた一族になって、今でもテンシの罰から逃れることが出来ずに七転八倒しています。
それ以外にも数えきれない程の闇の人間が富を得ましたが、すべてその富の何十倍の罰をテンシから与えられています。
アメリカの当時の罪でも未だにテンシから与え続けられているのですから、日本のほんの10数年前に罪を犯した連中は、まだまだこれから本格的な罰がテンシから与えられるでしょう。
今、史上最大の不景気に遭っている日本ですが、テンシの罰はこれからですよ。今までのは人間同士のやりとり、つまりビジネス上の罰ですが、テンシの罰は「想い」の世界の罰ですから物理的苦痛どころではありません。苦しくて堪らないからといって自殺すればすむ問題ではないのです。こんなことはしょせん物理的な問題です。
テンシの罰は永遠に続くのです。
いくらインドでこの世の苦を逃れるために死んでまた生まれ替わるという概念をつくってもかえって薮蛇です。それだけ苦しみが永遠になるだけのことです。
もうこれ以上テンシのやりたい放題させておけば人間は地球におれなくなります。
それが多分テンシの最終の狙いでしょうが、わたしは地球を支配する「想い」ですから、仮に人間が月人間であったにしても、今地球にいる限りはわたしが何とかしてやらなければなりません。
こうなったのも、やはりわたしに一番の責任があるのでしょうね。