第四章 地球への旅立ち

わたしたち 「想い」の住む世界はちょっと変わっていて常に円運動(厳密には楕円運動)しながら移動しています。
曽祖父のイシキは150億光年の広がりをカバーする「想い」ですから、150億光年の渦巻状の回転ベクトルに沿って一番外側の渦から内側へと入って行き中心に来るとブラックホールからホワイトホールへのトンネルを光りの約17兆倍のスピードで移動して行き、ホワイトホールの出口から渦巻きの一番外側に再び出てきます。
すなわち直径150億光年の宇宙の円周は2*75(150億光年の半径は75億光年)*π(3.14)=471億光年であり、その円周を一日で回るために光りの471*365日=17兆1千9百15億倍のスピードが必要とされる。
同じように、祖父である銀河は50億光年の渦巻状の銀河星雲の回転ベクトルに沿って同じように光りの約6兆倍のスピードで星雲の中心に向かって回転して行きそこから落下して行き渦巻きの一番外側に再び出てきます。
父のヒカリは太陽系軌道を回転ベクトルに沿って光りの10倍のスピードで中心に移動し、そこで落下して行き一番外側に再び出てきます。
太陽系惑星の一番外側にある冥王星の円周は地球が太陽の周りを1年かかって回るのに対して246年かかります。それが太陽系惑星群の一番外の円周です。
太陽と地球の距離は約1億5千万キロ、したがって地球が太陽の周りを回る円周は約10億キロメートルです。
そうすると太陽系の一番外の円周は約2千4百60億キロメートルです。
光りの秒速は30万キロ、時速は10億8千万キロ。したがって光りが2千4百60億キロ移動するのには約240時間すなわち10日かかる。それを一日で回るには光りの10倍のスピードが要る。
そしてわたしは地球の回りを回転ベクトルに沿って時速約2千キロメートルすなわち音の2倍のスピードで渦巻状に移動し中心から落下して行き地球の表面に再び出てくるという生活をしています。
地球の円周は4万キロメートルです。それを一日で回るには約時速2千キロのスピードが必要です。
宇宙、銀河、太陽 そして地球のそれぞれの「想い」は一日一回の回転をベースに移動することが支配する法則なのです。
そして、自分の支配範囲の中で問題がないときは、同じ行動パターンをとっているのですが、今回わたしの支配する地球に異常事態が生じたので今までの行動パターンを急遽変更して、地球上に降りることになったのです。
地球上への旅立ちの前に、父のヒカリ、兄のミズ、クウから激励をされました。
とにかく、今までまったくなかったケースだけに父も心配だったようで、遠くから応援は惜しまないが、結局は自分の問題は自分で決着つけることしかないと言われました。
今回、このようになったのも、わたしが地球上で暴れ狂っている人間を甘く見ていたからで自業自得だと観念して、まだ見ぬ人間という怪物との対決に不安を持っての旅立ちでした。