第三十七章 全体感とは自分独りで生きているという実感

独りで生まれ、独りで死に、そして、誕生と死の間に横たわる生も、独りで生きると自覚し、“如何に死ぬか”という問題と正対して生きてゆくことができ、『今、ここ』を生きているのは自分独りだけであることを自覚する人間は、全体感で生きている。
結局の処、
全体感

独りで生まれ、独りで生き、独りで死ぬことを自覚すること

“如何に死ぬか”という問題と正対して生きてゆくこと

『今、ここ』を生きているのは自分独りだけであることを自覚すること
に他ならない。
一方、
独りで生まれ、独りで死ぬが、誕生と死の間に横たわる生においては、独りで生けてゆけないと錯覚し、“如何に生きるか”に汲々とした生き方をし、過去・現在・未来に想いを馳せて生き、自分と他者が同じ世界を生きていると錯覚する人間は、部分観で生きている。
結局の処、
部分観

独りで生まれ、独りで死ぬが、誕生と死の間に横たわる生においては、独りで生けてゆけないと錯覚すること

“如何に生きるか”に汲々とした生き方をすること

過去・現在・未来に想いを馳せて生き、自分と他者が同じ世界を生きていると錯覚すること
に他ならない。